安倍首相の辞任意向表明があった日のNHKニュースでは
政権発足当初からの首相の足跡を延々と流していた。
よくこれだけの映像を短時間で集めたなあ。
あらかじめ辞任を見越して編集していたのだろうか。
アベノミクス、トランプやプーチンとの会見、TPP、
伊勢志摩サミットのことなど、どちらかというと、
経済・外交関係が多かったように思う。
しかしトランプとはゴルフ友達で仲が良かったって
言われてもなあ・・・。
バンカーで転んで置いてけぼりになった映像しか
思い浮かばない。
拉致問題についてもそうだ。
アメリカが理解を示したことを、安倍政権の成果で
あるかのように捉える向きもあるけれど、
結局、日本単体では何もできないことを証明したに
過ぎない。そのことに暗澹たる気持ちになる。
私が考える安倍政権の足跡は以下のとおり。
・集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定と
安保関連法の成立(法治国家としてのありようを完全無視)
・内閣人事局の設置によって、官僚人事を内閣が掌握
(官僚が内閣に忖度する構図ができあがる)
→モリカケ問題の淵源はここ
・オスプレイやらイージスアショアなど、
アメリカの言いなりで兵器を購入
(結局、アメリカお追従政権でしかない。本当に保守か?)
・レガシーとしての憲法改正(道半ば)
憲法に自衛隊明記というじつに安易な方法で憲法を改正
しようとした。初期にはオリンピックに合わせて、とか
わけのわからないことを言っていた。
(一連の言動で立憲主義の本質を全く理解していないことが露呈)
・女性・女系天皇、女性宮家創設の議論を白紙に戻す
(政権初期の最も誤った判断)
次期総裁、首相が誰になるかわからないけど、
せめてアメリカの言いなりにならないこと、
立憲主義とは何かをきちんと理解していること、
そして皇位継承問題について現実的な判断を下せる人で
あってほしい。
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